2001年6月30日 北海道・富良野。晴天。

前日の雷雨が一転、『こどもの時間』第1回自主上映会にふさわしい天気になりました。


 
今回の上映会主催者・藤井美代子さんは自宅で託児所を開いている方です。
NHK教育テレビで放送された『にんげんゆうゆう』を見て
「ぜひ、この映画を見たい!!」と、いちはやくメールで申し込みをされ、
それまで一度も経験したことのない自主上映会に挑戦して下さいました。
ゼロからの出発でしたが、スタッフを集めることから始まり、
宣伝活動・会場の手配・映写技師の手配などの準備を整えてこの日を迎えました。
会場となった『ふらの演劇工房』は全国認証第一号のNPO法人で
運営は市民ボランティアの手で行われています。

開演2時間前。
慎重に暗幕を張る演劇工房スタッフの皆さん。
どの位置にすわっても見やすいように、何度もチェックをします。


午後2時。開演1時間前。
受付の準備も完了、あとはお客さんを待つばかりです。
前日までの売り上げ枚数は約80枚。
あと何人来ていただけるか、ハラハラしながら待ちます。

1番最初に到着した人は、はるばる小樽から車を飛ばして来てくれた女性。
マザーランドのホームページの掲示板に書き込みをしてくださって、
藤井さんとメールをやりとりされたそうです。

皆で話をしているうちに、1組、2組と、お客さんが集まりはじめました

開演30分前。いよいよ開場です。
最初はチラホラだった人がいつの間にか膨れ上がり、
ワイワイ、ガヤガヤと大変なことになってしまいました。

 


 この劇場には親子室・託児室も完備されています。

 親子室に入る親子。
 ロビーを走り回る子どもたちと、
 追いかける親たち。
 静かだったロビーはさながら戦場のようです。
 富良野の子どもたちは、いなほの子どもたちと同じで
 すごく元気です。

「けっこう入ってますよ」「いま何人?」「90人!やったー!」
と、半券を切りながら、こっそり拍手!!

そうこうしてるうちに座席は空席が見つからないくらい一杯になってしまいました。
100人はゆうに越えています。
上映会スタッフの皆さんと「ヤッタヤッタ!」と大喜び。

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